1ヶ月前に関東地方に大きな被害を与えた台風15号と同じような進路で、勢力がさらに大きい可能性の台風19号が近づいています。
特に被害の大きかった千葉県はまだ15号の復旧も不十分なのに、再び台風による被害が起きてしまうかもしれません。いまだに家屋の屋根の修復が間に合わずにブルーシートで応急処置しているところもありそうです。
いままでは関東はそれほど台風が来ることは少なく、上陸する頃には勢力が弱くなっていたと記憶しています。もしかして千葉県などの関東では台風による強風を想定した家造りをしていないのかもしれません。
わたしの住む地域も近年の大雨による水害が増えています。実家の土地は低い場所に有るのですが、気候変動は起こるものと想定して家を建ててないので、大雨の影響であっさり床下浸水するようになりました。
台風があまり来ないから強風に強くなくてもいい、大雨にならないから盛り土や基礎を高くしなくてもいいという、近視眼的な家造りの結果が災害に繋がっている気がします。
日本は今まで緊縮財政のために災害防止やインフラの公共事業にお金を使ってこなかったツケが、今になって表面化しています。「コンクリートから人へ」とかいうスローガンで政権をとった政党がありました。コンクリートは災害から家や財産、そして命を守るので結果的に人を守ることになります。
これも給付金などの目先のお金に飛びついた国民が、インフラ整備を甘く見た結果だと思います。この状況を打破するには災害対策のインフラ整備にお金を使っても、最低でも10年以上かかるでしょう。
なんだか辛気臭い話になってしまいましたが、とにかく今週末の台風には要注意です。台風の予想進路にかかる地域の人は、水や食料を準備しておいても損はないと思います。
