スナップしながら街を歩いていると、周りの状況から人の動きなどを予測して数秒後に良さそうなシチュエーションになりそうな予感がするときがあります。
そんなときは立ち止まりカメラのスイッチを入れておいて、腰のあたりにカメラをとりあえず置いておいていつでもシャッターが切れるような体勢にしておきます。
それで体が覚えている画角に被写体が入り、その瞬間になったらシャッターを切ります。うまくいけば面白い写真が撮れたり、もしくは撮れなかったりします。
こういう撮り方はファインダーを覗いたり、背面液晶を見ながらだと難しいと思います。カメラを構えてファインダーを覗いていたりすると、周りの人に気づかれて面白そうなシチュエーションが崩れる可能性も高まります。
こういうのはさりげなく、他の人にカメラを意識させずに置いておくのがいいのです。
もちろん百発百中というわけにはいかず、10回中3回成功すれば良い方です。こんなとり方は銀塩フィルム時代ならもったいなくてできません。デジカメ時代ならではのとりあえず置いておく撮影だと思います。
もしやるとしても失敗できないプレッシャーで、緊張感が撮った写真に出てきてしまいそうです。
本物のスナップシューターは銀塩時代からでもノーファインダー撮影を極めてたんでしょうけど、わたしは偽物のスナップシューターなので下手な鉄砲方式です。
スナップはとりあえず置いておく。「左手は添えるだけ」みたいでなかなか名言だと思います。(?)