CAMERA OBSCURA

スナップ写真と日々の雑感

緑が濃くなってきた

平成だ令和だと言っているうちに、気づけば5月になっていました。5月にもなると植物たちが元気になって、いろんなところで緑が濃くなってきています。

そんななかでも特に元気なのがツタです。古い建物の壁一面に蔓を伸ばして葉っぱを生い茂らせています。

www.camera-o-bscura.com

去年の冬もツタを撮った気がするのですが、こいつら本当に元気ですね。冬以外はほとんど青々としています。またツタの中には冬でも枯れない奴らもいます。

とはいえ元気なのはツタだけじゃなく、いろんな種類の植物も見るようになってきました。

道端にはシロツメグサなんかも咲いています。四葉のクローバーとか昔よく探しました。わたしは全く見つけられませんでしたが。

そういえばなぜ植物は緑色なんでしょう。「そりゃお前さん、葉緑体があるからだよ。葉緑体に日光を浴びるとエネルギーを吸収して栄養素を作るんだよ。」

たしかにそうです。光というのは波長であり、我々は物質が反射した波長の色を見ています。それなら植物は光合成ですべての光を吸収すればいいわけで、そうなると植物の色は緑ではなく黒のほうが効率がいいわけです。

しかし植物は緑色です。つまり植物にとって光の緑色の波長は使わずに反射しているということです。おそらく赤い波長のほうがエネルギー効率がいいからでしょう。

我々が目にしている緑色は、植物にとって要らない色だったのです。その植物がいーらない、と言って反射した緑色を、自然だ!落ち着く!と我々はありがたがっているのです。そう思うと、なんだかおもしろいですね。