CAMERA OBSCURA

スナップ写真と日々の雑感

血に鉄分が足りない

世の中には鉄分が濃い血の人がいます。列車の形式とか型番とか全部覚えているような人。全国の時刻表を把握していて、下手に列車内の動画を上げたりすると、あっという間に時間と場所が特定されてしまうなんてこともあります。

わたしはああいう何かに熱中できるタイプではないので、ああいう鉄分の濃い人たちには感心します。稀に熱中しすぎて迷惑行為をする鉄分の濃い人もいますが、ごく一部の人たちでしょう。

列車だけでなく、艦船や飛行機、自動車や重機などにも詳しい人も大勢います。ほんとにすごい。ああいう人たちってどうやって種類とか覚えているんでしょうか。

今なら書籍やネットがあるので調べようと思えば調べられますが、ネットのない時代なんかだとどうやってその情報を調べてたのか。さらに現存しない大戦中の戦艦の見分け方とかどうやって覚えたのか。

ほんと好きに対するエネルギーがものすごい。

そんな熱い人たちに比べて、わたしの血には鉄分が薄く感じます。列車よりもどちらかというと敷いてある線路のほうが好きという感じです。とはいっても線路の幅とか、スイッチング装置とかに詳しいわけではありません。

街に残っている廃線跡の面影が残っている道路とかを歩いて喜んでいるくらいのささやかな趣味です。

鉄道写真はそれこそ好きな人が上手い写真を撮るので、そんなに詳しくないわたしはほどほどに撮ってお茶を濁しておくのです。