何やら痛そうで物騒な写真のような気がします。棘の付いた針金をくるくると巻いて、人や動物の侵入を防ぐためのいわゆる鉄条網です。
この敷地内によっぽど入って欲しくないのでしょう。最近では公園の遊具ですら危ないと撤去される時代なのに、まだこういう人を傷つける気満々の設備があるんですね。
と思いましたが、柵上のほうを見ると内側に向いているので、敷地内からの脱走を防ぐため・・・?とにかく物騒、物騒。
ところで最近までこの鉄条網を有刺鉄線だと思っていました。たしかに棘がついている針金なので有刺鉄線なのですが、有刺鉄線で作った鉄条網というのが正解です。
わたしが子供の頃にはわりと気軽に、工事現場や空き地にも鉄条網が設置されていました。子供だった頃の私はその鉄条網をくぐって工事現場などに侵入して遊んでいました。
ところがあるとき、鉄条網をくぐるときに鉄の棘をひっかけて体を怪我しまして、その時の傷跡がいまだにきれいに治らずに残っています。切り口が治りにくい傷だったんでしょうね。痛い痛い。
この鉄の棘の鉄条網を見ると、ちょっと苦い思い出が浮かんでくるのです。