手も足もないだるま。選挙などで当選したりしたら目玉を入れる様子などをテレビでみます。
もともとはインドの禅宗の開祖と言われている達磨大師がモデルで、だるま人形に手足が無いのは壁に向かって瞑想を9年間続けたために手足が腐って無くなってしまったという説や、着ている服が体をすっぽり覆ていたために手足が見えなかった説などがあります。
手足が腐ったというのはたぶん瞑想しているときに微動だにしないというイメージが独り歩きしてしまっただけだとは思います。
そんなだるまですが商魂たくましい人々が、偉い達磨大師と民芸品の起き上がりこぼしを悪魔合体させて、縁起物として売ったのがはじまりと言われています。さらに目の塗りが気に入らないという客がいたので、いっそ目玉無しで売って願いが叶ったら自分で目玉を入れるという方式になりました。
そういえば昔絵本でだるまちゃんとてんぐちゃんという絵本がありました。子供の頃よく読みましたねぇ。その絵本に出てくるだるまちゃんには手足があり、子供なのに髭があるという今考えればちょっとキモいキャラでした。