ノーファインダーの腰溜めスナップです。見ての通り壮大にピンボケしています。普通こんな写真アップしません。
スナップ写真というのは下手な鉄砲を撃ちまくるので、こういう写真はしょっちゅう撮れます。おいおい、せめてマニュアルフォーカスで絞り優先AEでF8くらいにセットして、パンフォーカスで撮れよとか言われそうです。
でもこのとんでもない失敗写真、じっと見ているとなんだか味わいがあるように思えてきます。思えません?思えませんか・・・そうですね。
普通なら失敗写真は容量の無駄なので、保存してあるハードディスクから消してしまうのでしょうけど、保存先はGoogleフォトなので消していません。こういう失敗写真を消さなくてもよくなったのも、デジタルの記録媒体の単価が下がってきた時代ならではだと思います。
アップする容量も昔はホームページ時代は上限が100MBとかだったので、こういうへんてこな写真は容量の無駄なのでアップすらしませんでしたね。ホームページがブログになり写真はほぼアップロードし放題になった今の時代、ときにはこんな失敗写真のミームを広大なネットの海にデジタル放流しておくのも、将来ネットの進化に何かの役に立つかもしれません。気のせいです、たぶん役に立ちません。
しかしこの時は何を考えてシャッターを切ったのか、間違えて半押しせずにシャッターボタンを押してしまったのか。謎は深まるばかりです。
10万円以上する高級コンパクトカメラで、ピンボケ写真を撮る。そういうのもまたよろしいのではないのでしょうか。