CAMERA OBSCURA

スナップ写真と日々の雑感

歩き◯◯が推奨されていた時代

現代社会では歩くスマホは危険だったり迷惑行為として扱われています。しかし過去には歩き読書は、勤勉さの象徴として偉いと褒められる行為でした。

実際には歩きながら読書してたら汚いものを踏んじゃったり、崖から落ちたりして危なかったとは思いますけど。

そんな時代に翻弄されたのは皆さんご存知、二宮金次郎こと二宮尊徳さんです。昔は学校や公園なんかに、薪を背負って歩きながら読書してる二宮さんの像が置いてありました。

二宮金次郎の思想は、今度新しい紙幣になる渋沢栄一や、パナソニックの松下幸之助、トヨタ自動車の豊田佐吉にも多大な影響を与えたといいます。とインターネットで調べた。

しかし最近は先程述べたように歩き◯◯は危ないとか言う理由で、二宮さんの像は徐々に撤去されてしまったようです。上の写真の像は個人のお宅の庭に置いてあったものです。

昔は偉いといわれていた行為が、時代の価値観の変化であまり褒められない様になってしまうことって、この件以外にも結構ありそうです。