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スナップ写真と日々の雑感

三河線の廃線跡を辿ってみた~その1

ふと昔のことを思い出しました。15年前に学校の先輩から久しぶりに連絡をもらったと思ったら、名鉄三河線の廃線がもうすぐだから一緒に回ろうと。

三河線は一応地元なんですが、あんまり乗ったことはありません。高校生の頃に部活の大会で蒲郡の会場に行くとき乗ったくらいです。なので案内役にはなれませんでしたが、二人で廃線直前の吉良吉田~碧南の区間を回りました。

あれから15年たちなぜか今になって、もう一度廃線跡を辿ってみたくなりました。まあぶっちゃけ自転車のついでなんですけど。以前にも書きましたが、わたしの体には濃い鉄分が流れていないので、にわかみたいな記事になると思いますがお許しを。

そんなわけでまずは今現在三河線(海線)の終着駅になっている碧南駅から。あれ?こんな駅舎だったっけ?調べてみたら今年の4月に建て替えたみたいです。

昔のほうがいかにも名鉄という感じがして好きだったのになぁ。なんだかシャレオツになってしまいました。単純な形なので建造費は安そうですけど。いま駅舎を建て替えるということは、まだ三河線の碧南までは廃線にするつもりはなさそうですね。(フラグ)

廃線になっている場所から碧南駅を一枚。ここで線路は途切れています。当たり前ですが、15年前はまだ線路が残っていて列車が走ってたんだなぁと。

振り返ってみるとこんな感じ。かなりのスペースが空地になっています。

自転車で線路跡を辿っていくと、線路跡を利用した碧南レールパークという公園に出ます。完成したのは平成30年だそうで、どうりで設備が新しいと思いました。

基本長い公園ですが、途中に駅のホームの跡地を利用した広場(広くない)などもあります。あと所々にある遊具が、なかなか特徴的な形をしていると思いました。

公園沿いに走って最初にあるのが玉津浦駅跡にある広場(広くない)。こんなふうにプレートなんかもはまっています。

全体的な感じはこう。う~ん、トイレ用のスペース?ちなみに玉津浦という海水浴場があったそうですが、工業用に埋め立てられてしまったようです。生まれる前のことなので詳しいことは分かりません。

お次は棚尾駅跡に設けられた広場。ここもホーム跡を利用した設備になっています。

全体はこんな感じ。ぶっちゃけこの広場、あんまり遊びやすくないような気が・・・

反対側からはこんな感じ。なんだか背もたれが異常にでっけぇベンチがあります。どういう意図なんだ?

そして碧南レールパーク最後の駅が三河旭駅跡にある広場。ここで碧南レールパークはおしまいです。三河線は碧南市内をなぜかぐるっとカーブして線路が敷かれています。

なのでこの駅で乗り遅れても自転車でダッシュすれば、碧南駅で列車に追いつけるらしいです。罰ゲームでやらされた人とかいそうです。

三河旭跡の広場の全景はこんな感じ。ここはまだホーム跡の石垣がいい感じで残っています。

碧南レールパークの全体図はこんな感じ。埋立地ができる前は、景色のいい海沿いを走る路線だったのかな?

とりあえず今回は碧南から三河旭駅までの廃線跡を辿ってみました。ここまでは線路跡を公園に整備してあるので辿るのは楽でしたが、このあと慣れない土地でいろいろ探索しながらだったのでかなり苦労しました。

これ前半調子よくて後半バテる、いつものパターンやん・・・

というところで続きます。