CAMERA OBSCURA

スナップ写真と日々の雑感

同じ道を歩いてしまう

街を歩いてスナップ撮影するときは、常に何かを探しながら歩いています。なのでできるだけ今まで通らなかったルートで歩いているつもりなのですが、気が付いたら「あれ?これ行きと同じルートを帰ってるだけじゃね?」ということがよくあります。

とくに夜の街を歩いていると、暗い道はちょっと怖いので灯りのあるほうへ歩いてしまうのですが、そうすると同じ道を歩いてしまう率が高くなります。

せっかく街のいろいろな場所を撮影したくて散策しているのに、また同じ道を歩くのもなんだか間抜けな話です。街だけじゃなく、田んぼの真ん中のあぜ道でも同じ道を歩いてしまいます。なんでしょねこれ。

人間は意識して違う道を探して歩かないと、いつも通りの道を歩いてしまう生き物なのでしょうか。同じ道を歩くのは楽なんでしょうかねぇ。それとも違う道を歩くと迷ったら帰れなくなるというのを自然に感じとり、安全に行こうという防衛本能?

そういうのが嫌で常に新しい道を歩きたい人が、世界を旅する旅人や冒険家になったりするのでは?なんて考えてみたり。

たぶんわたしは冒険心が乏しい人間なので、いつも安全に同じ道を歩いてしまうのだと思います。