X100Fは寄れるカメラです。しかもマクロ撮影モードの切り替えなしに、そのままマクロ撮影ができます。知らないだけで、今のカメラはみんなそうなのかな?
少なくとも私の持っているコンパクトカメラのXQ1は、マクロ撮影モードにしないと被写体に寄れません。そのためマクロ撮影した後に、うっかりマクロモードを解除し忘れることが多かったです。
X100Fはその心配がありませんので、接写した後に普通にスナップに移行できます。忘れっぽいわたしにはぴったりです。
最短撮影距離は10cmとかなり寄れます。10cmといってもカメラのセンサーから10cmなので、実際はレンズから被写体までの距離が5cmくらいまで寄れます。
こんぐらい寄れればよっぽど小さい物以外は撮れます。虫とかは近づきすぎると逃げられちゃいますが、花などの動かない物ならゆっくりと落ち着いて撮れます。
マクロ撮影時にはわずかなブレも禁物です。X100Fにはカメラに手振れ補正機能がないので、手ブレにはかなり気を使います。
できれば積極的に三脚を使いたいですね。わたしはゴリラポッドを利用してます。軽くて持ち運びやすく、いろんな場所で使えるので重宝してます。
ブレを気にするあまりに絞りを開けてシャッタースピードを稼ごうとすると、被写界深度が狭くなるうえ、このカメラのレンズの特徴として絞り開放近くはかなり描写がポヤポヤしてくるので、すこし絞ったほうがしっかりとした絵になります。
まあポヤポヤした柔らかい感じの写真もいいのですけどね。
というわけでX100Fのマクロ撮影はかなり使えます、というお話でした。