名古屋の大須観音の鳩です。
平和の象徴といわれる鳩ですが、餌を食べるときは争います。後ろの子供がドン引きするぐらい争っています。きれいごとを言っていては飢え死んでしまうのです。
まあもともと平和の象徴なんて人間が勝手に付けただけですし、鳩同士にもいじめがあり集団で弱い鳩を死ぬまでつつくなんてこともします。
しかしなんで鳩が平和の象徴と言われるようになったのか。調べたら旧約聖書のノアの箱舟で、洪水で地上が水浸しになったときに船の上から鳩を放したらオリーブの木をくわえて戻ってきて、陸から水が引き始めたのが分かったというのが元です。
これを読んでなんで平和なのかさっぱり分かりませんが、あっちの宗教の人たちは平和だと思うのでしょう。
日本で鳩が平和と結びついたのは戦後からです。日本で鳩というと武神である八幡台菩薩の使者として崇められたので、武家に人気がありました。昔の武家では鳩は勇ましいイメージだったのでしょう。
「鳩紋」でググるといっぱいでてきますが、なにこれ結構かわいい。やけにかわいい。こりゃ平和の象徴ですわ。
