CAMERA OBSCURA

スナップ写真と日々の雑感

シンメトリー

シンメトリー、日本語で言えば左右対称。

自然界ではなかなかお目にかかることはできませんが、人工物ではわりと見つかります。こういう被写体を見つけると、ついついシャッターを押してしまいます。

この写真の機器はちゃんときれいに設置してあり、設置業者はいい仕事してますね~。まさかこのメーターと給湯器を設置した人も、写真の被写体になってるなんて思ってもなかったでしょうけど。

でもシンメトリーをちゃんと撮ろうとすると意外と難しいのです。まず水平が出ていないとシンメトリーになりません。

ところが、まっすぐ水平を撮って撮影したつもりでも、傾いているなんて日常茶飯事。カメラの水平器を使っても水平になるわけではありません。あれ意外とアバウトですし。たぶん撮影者の体軸がずれてるんでしょうね。

また帰って撮った写真を見てみたら、あんまり面白くないなんてことも日常茶飯事。シンメトリーは実はかなり撮影者のセンスが問われるのです。たぶん撮影者のセンスが無いんでしょうね。

被写体はできるだけ平面で二次元の絵のような構図にするとシンメトリーが引き立ちます。パースがついてしまうとシンメトリーが弱くなります。

撮影するとき、カメラをできるだけ被写体の面と平行にするのがコツなんですが、なかなかね、難しいんだこれが。

そんなこんなで、意外と苦労しているんですよ。出てくる絵は単純なのに、撮るのは難しい。まったく奥が深いわ~。