CAMERA OBSCURA

スナップ写真と日々の雑感

ビルはでっかいレフ板になる

ビル街といえばビルの谷間は陰になっていて、薄暗くて光量が足りない場面が多くあります。

ですが最近のビルは窓ガラスの面積が大きいためか、太陽の光を反射してビルの谷間なのに光が入ってくるという状況に出会うことがあります。

上の写真は東を向いて撮ったのですが、西日が正面のビルに反射して前と後ろから光が当たっている状況が作り出されています。順光なのに水面の光は逆光みたいに反射しているという、ちょっと面白い光の周り方だったので撮っておきました。

こんなふうに街の中は建物の反射で、思わぬところが光の集まるスポットになっていたりすることがよくあります。例えるならでっかいレフ版というところでしょうか。

人物撮影でも探してみたら意外と建物の光の反射で光が良く周る、ビルの谷間の隠れた撮影スポットなんかもあるかも?

明るい場所や太陽の光だけでなく、建物やガラスの反射も意識することで、いろいろ面白い被写体や状況に出会えるかもしれません。建物の反射光に気づいたことで、これからビル街を歩く楽しみが増えました。