CAMERA OBSCURA

スナップ写真と日々の雑感

シンプルになっていく

この歳になると、めんどくさいことをやる気力がなくなってきます。なのでできるだけ簡単に、シンプルになるように物事を考えるようになりました。

カメラの機材も同じようにできるだけシンプルに。昔は一眼レフでレンズを数本持っていましたが、結局使いやすい準広角のレンズの35mmばかり使っていました。

カメラバッグに交換用のレンズを入れていても使わないので、ただただ重いだけでした。あとストロボやモータードライブ用の交換用電池なんかも入れていましたね。

今考えれば修行かってくらい重く、無駄なものを入れていたカメラバッグでした。

それがいまではレンズ交換なしのX100Fと、予備バッテリーと軽いミニ三脚くらいになってます。スナップに適した焦点距離のX100Fさえあれば特に困らないので、カメラ屋で他のカメラやレンズを試しても欲しくなりません。

他の人のブログを見てると、頻繁に新しいレンズを買っているひとがいますが、どうやって買ったレンズをローテーションしたり、被写体で使い分けたりするのかが気になってしまいます。めんどくさがりなので、そういう几帳面で器用なことはやりません。

世間的にはシンプルとは、究極まで無駄を省いており切れ味が鋭くてカッコいいというような印象があります。ですがわたしにとってのシンプルは、いろいろやるのがめんどくさいからやることを減らしていっただけ。ただの怠け癖の延長線です。

体力がなくなってくると、いかにエネルギーを使わないかばかり考えるようになるのです。