浜辺を歩いていると謎のオブジェが、いや流木を砂に刺して立てただけですな。
しかしこれがなかなかかっこいい。まるでこの砂浜で戦って散った男の墓標のようです。朝焼けが出ていればなお完璧だったでしょう。
海水浴シーズンだったら危険なので撤去されるのでしょうが、シーズンオフの誰もいない海では残されたままです。こういう謎オブジェに出会えるので、シーズンオフの海が好きです。
山と海どちらが好きかと聞かれたら、今は海だと答えます。山は意外と写真を撮る場面が少ない気がします。山奥に入りすぎると遭難したり、ヘビや熊がでたりするので危険です。
その点海は浜辺までだったら、台風でも来ない限りはよほど危険はありません。浜辺に流れ着く漂着物が被写体になるのもいいです。
あ、でも海だとイモガイが陸に打ち上げられている可能性もあるので、迂闊に生物に触らない用に気をつけなければ。イモガイというなんの変哲もない名前から、想像を絶する毒を持つ生物。イモガイ怖いです。
この墓標はイモガイに刺されて、散った男のものということにしておきましょう。