公園の池にカメさんが浮いていた(?)ので、とりあえず撮ってみたんですけど、やっぱり35mmの焦点距離では遠い。そこでX100Fの秘密兵器、デジタルテレコンを使って70mmの焦点距離で撮ってみました。
デジタルテレコンとは本来の焦点距離のレンズをデジタルで補完し、望遠側の焦点距離で写すことのできる機能です。X100Fの標準は35mmの光学レンズですが、50mmと70mmの2種類の焦点距離でデジタルテレコンが使えます。
使ってみた感想としては、これは・・・十分使える!?
いままでデジタルテレコンは食わず嫌いで使っていませんでしたが、この画質ならいざというときの隠し技として使えるんじゃないでしょうか。
普通デジタルテレコンといえばただ単に画像をトリミングするため、本来より解像度が落ちるために補完した画素が不自然になったりします。どういう原理か知りませんが、X100Fのデジタルテレコンはパッと見ではデジタルで補完されているようには見えません。上手い処理だと思います。
こんな便利なデジタルテレコンですが、デメリットもあります。X100Fはデジタルテレコンを使うと、ブラケティング撮影ができなくなるということです。
わたしの撮影スタイルは露出は気にせず、AEブラケティングパッと撮って後から良い露出の写真を選ぶという方法です。ですがデジタルテレコンを使うと単写しかできなくなります。
そのためデジタルテレコンを使うときは、被写体によって露出補正しなければなりません。あといちいちブラケティングを解除して、テレ側に設定するという2段階のカメラ操作も必要になります。
なのでデジタルテレコンは被写体にどうしても近づけないときに、逃げない被写体をじっくり撮るときに向いていると思います。
あとRAW撮影時にもデジタルテレコンが使えませんが、わたしはJPEG撮って出しマンなので、そこはデメリットにはなりません。
ついでに下にデジタルテレコンを使わないで撮った写真もアップしておきます。
やっぱり遠いですね・・・これはこれで浮いてる葉っぱのほうが主題になりそうな、別の面白さがあると思いますけれども。